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色の効果で理想のお部屋作り!プロが教えるカラーコーディネート

くらし

みなさんは、部屋の中の色を意識したことはありますか?もちろん自分の好きな色を選んでいる方が多いと思います。でも、何となく好きな色を使っているならもったいない。色には様々な効果があるんです!そんな色の効果を知っていれば、もっと理想的なお部屋づくりが叶いますよ。
今回は、プロのインテリアコーディネーターがお部屋の色選びについてお教えします。

色は感情を左右する!

お部屋にとって、色はとても重要な要素です。北欧風、ガーリー、ナチュラルなど、理想のテイストによって配色はある程度決まります。しかし、テイストで色を決める以外にも「この色だから安らぐ」や「こっちの色だと元気が出る!」など、色は感情を左右するものなので、お部屋の用途によって色を決めることもできるんです。

例えば、オレンジ=元気が出る緑=安らぐ赤=活力が上がる青=静寂で落ち着く、など。色の効果は、何となくの話ではなく、科学的にも立証されていることなのです。

色選びの具体例

リビングは家族団欒の場所です。お客様も来られるので、たくさんの人が受け入れやすいアースカラーに。ベージュを基調に、インテリア小物には濃いブラウンを。

寝室は落ち着いた雰囲気にしたいので青を基調に。パステル調が好みなので淡いブルーのアクセントクロスと、インテリア小物にパステルのイエローを合わせてみる。

水回りは清潔感を重視したいので、白と淡いブルーを使う。

・・・などなど、好きな“お部屋のテイスト”と“お部屋の用途”で色を決めていくとまとまりますよ。上記はもちろん一例です。様々な色の効果を参考にしてみてください。

ベッドリネンの色

ベッドリネンは、朝起きて一番に目に入りやすい色です。ベッドリネンの色を変えるだけで、どんな気分で一日を始められるかが変わってきますよ。
オレンジ系の色合いは元気になれる色。気分もパッと明るく、ハツラツとした気分で目覚めやすくなります。

反対にネイビー系の色は、就寝時に落ち着いた気分で眠りにつくことができて、朝は静寂に満ちた寝起きを迎えられます。
一日のスタートである朝を、どんな気分で過ごしたいかを考えて、ベッドリネンの色を決めるのもおすすめです。

キッチンの色

キッチンの色は悩む方が多いです。好みの色にしたいけれど、お部屋に合わせて木目や白系にした方が良いのかな…なんて話もよく聞きます。
確かにキッチンの色選びは少し特殊で、お部屋の形状によっても異なります。

キッチンが対面型で、リビングダイニングが見渡せる場合は、お部屋のテイストに合わせた方が断然合います。ただ、今のキッチンはカラフルでも落ち着いた色が選べることも多いので、対面式で色を入れたい場合は落ち着いた色を選べば大丈夫です。

逆に、キッチンがリビングダイニングとは別にある場合は、テイストをガラッと変えて、カラフルなキッチンにしてもOKですよ。

簡単に部屋を涼しくする方法

これからますます暑さが厳しくなっていきますが、色を上手に使うことで簡単に涼しくできます。色彩の心理効果と言って、色を見ることで実際に体温も変化するんです。
ブルー系の部屋にいると体温が下がり、心拍数や呼吸数も減り、心が鎮静することが多くの実験によって立証されています。

夏場は青などの寒色を取り入れ、逆に冬場は赤やオレンジなどの暖色を取り入れると、より快適に過ごすことができますよ。

監修
インテリアコーディネーター 堰口留理子さん

高校・大学で建築やデザインを学び、リフォーム会社に就職。営業・コーディネーターとして今までに1000件以上の個人様宅のリフォーム・リノベーションに携わる。その後、インテリアコーディネーターの資格を取得し独立。「理想のライフスタイルにあったコーディネートのご提案」をコンセプトに、ナチュラルでおとな可愛いスタイルの提案が得意。
https://ameblo.jp/interior-ruri